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1873年、フィンランドのヘルシンキに設立。
ARABIA(アラビア)の由来は、
ヘルシンキ郊外にあるアラビア地区に設立されたことにある。

もともとはスウェーデンの陶器メーカーRorstrand(ロールストランド)社の
子会社だったが、1916年に独立。
以来高いデザイン水準で世界的に知られるメーカーへと成長する。

1932年、Kurt Ekholm(クルト・エクホルム)を中心として
ARABIA Art Department(アラビア・アート・デパートメント)/芸術部門が設立され、
所属する優れたデザイナーや芸術家たちの創作活動を推奨し、
芸術性・デザイン性を重視した陶磁器の制作が行われる。

1945年、Kaj Franck(カイ・フランク)を主任デザイナーとして迎える。
彼はFunctionalism(機能主義)のもとに、デザイン性だけでなく、
使い勝手に配慮した実用性・機能性にも重視したテーブルウェア
[Kilta(キルタ)]や[Teema(ティーマ)]を発表。
彼の考える提案は多くの人々に受け入れられ、多大な功績を残す。

Kaj Franck(カイ・フランク)の仕事は、Ulla Procope(ウラ・プロコッペ),
Kaarina Aho(カーリナ・アホ), Goran Back(イエラン・ベック)などのデザイナーたちへと
受け継がれ、それぞれの個性が豊かに作品に生かされている。

現在は、Stefan Lindfors(ステファン・リンドフォース), Alfredo Haberli(アルフレッド・ハベリ)を始め、
Harri Koskinen(ハッリ・コスキネン), Bjorn Dahlstrom(ビヨルン・ダールシュトロム)らもデザインを提供。

1990年にARABIA社はHACKMAN(ハックマン)社の傘下となり
また2002年にはHACKMAN社がiittala(イッタラ)社の傘下となっため、
現在はiittala社内でARABIA製品は製造されている。


[HP]
ARABIA アラビア